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安く家を建てるときのリスク





住宅は安ければいいというものではないです。

SNS界隈では「500万~1000万で家が建てられる」といった一部の話だけを聞いて、勘違いをする方がこの頃増えてきました。

しかし冷静に考えて欲しいものですが、安ければ当然何かの対価がないわけですから、設備や資材などの「何か」が無い、もしくは質が下がっている事になります。

 

質の低い家を建てると、暮らし始めると快適性が低下してしまう事もあり、家族が希望するような家からかけ離れ、愛着もわかずに不満が続く事もあります。

 

安く家を建てると以下のようなリスクがあります。

 

・平屋の選択が難しくなる

・ハウスメーカーの選択肢が減る

・ランニングコストが想定よりもかかる

・収納スペースなどが減る

 

1.平屋の選択が難しくなる


平屋は二階建てと比較すると割高になる傾向があります。

住宅価格を抑えたいのであれば、平屋はオススメしません。

 

平屋は何が良いのかと言いますと、長期的に住むのであれば、平屋は優れた住宅です。

家屋に段差がないので、フラットですから子供からお年寄りまで暮らしやすく、メンテナンスがしやすいなどのメリットが多数あります。

 

価格も大事ですがやはり将来の暮らしをイメージしながら家づくりはしたほうがいいですね。

 

2.ハウスメーカーの選択肢が減る


住宅価格の安さを優先してハウスメーカーを選ぶと、選択肢が限られてしまいます。 たとえ建築を依頼したいハウスメーカーが見つかったとしても、そのハウスメーカーの坪単価では家族の希望を実現できない可能性があります。

 

3.ランニングコストが想定よりもかかる


住宅価格が安いハウスメーカーに依頼すると、アフターサービスが充実していない場合が多いです。

また、住宅商品ごとにアフターサービスの内容が異なるハウスメーカーでは、低価格帯の住宅商品ではアフターサービスが乏しく、その結果、メンテナンス費用や点検費用がかさみ、ランニングコストが高くなることがしばしばあります。

 

住宅価格が安くても、ランニングコストが高い住宅では維持管理が難しくなることがあります。アフターサービスの内容にも注目し、ハウスメーカーや住宅商品を慎重に選ぶことが大切です。

 

・収納スペースなどが減る

住宅価格を抑えるためには、できるだけ壁を減らすことが必要です。そのためには、部屋数や収納スペースを減らす必要が出てきます。

 

しかし、予算内に収めるために収納スペースを減らしてしまうと、後からクローゼットを追加したり、タンスなどの収納家具を購入したりする必要が生じ、結果的にコストがかさむ可能性があります。

 

住宅価格を抑えたい場合でも、家族に必要な収納スペースはしっかりと確保しておくことが大切です。

 

家は長く住む人が大半です。予算を相談しつつ、家族と相談しつつ、将来を見据えつつで家づくりは、予算をかけたらその分よくなります。しかしすべての人がそういうわけにもいかない事が多いのも事実です。

安ければ安いほど、ただ住むだけという考えの方はいるにはいますが、あまりにも予算を削減しすぎると次は家としての価値も失われて愛着もわかなくなります。

大事なのは、妥協できるところ、妥協しないところのメリハリではないでしょうか。

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